たかが世界の終わり

カナダのグザヴィエ・ドラン監督の新作。
タイトルがかっこうよすぎだね。
It's only end of the world、を「たかが」と訳した人すばらしい!

12年ぶりに家族のもとへ帰郷したルイ。
劇作家として活躍していたが、余命いくばくもないことを家族に告げるための帰郷だった。
息子に会えるうれしさに舞い上がる母、苦々しく迎える兄とその従順な妻、幼いころに別れたために距離感をはかりかねている妹。

サスペンスでもないし、特に大きな秘密が暴露されるわけでもないのに、ずーっと張りつめっぱなしの緊張。
まくしたてられる会話のほとんどはお互いを傷つける言葉ばかりで、気が滅入る。
フランス語ってこんなに暴力的な響きを持っていたのか、とおどろく。

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口を開けばケンカ、みたいな家庭、そりゃ出ていきたくもなるわなぁ・・・と主人公が気の毒に。
家族は好き放題しゃべりまくっては時々思い出したようにルイに意見を求めるのだが、結局何も言えなくなってしまうのだ。
まるでダメ男。気の毒さ帳消し。

あまりに逃げ道のない作りの映画で、疲れることこの上なし。
こういうのが好きな人も多いだろうけど、わたしはちと苦手でしたわ。
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COMMENT 2

icchan0000  2017, 02. 18 [Sat] 00:42

観てきました!確かに疲れた>_<

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やぶ  2017, 02. 21 [Tue] 14:00

To icchan0000さん

むっふふ。やはり疲れましたか。
意図的に逃げる余地のない作りにしてるとは思うけど、ここまでしなくても、とは思いますな~

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