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海辺のリア

かつては大スターだった桑畑兆吉。
台詞がおぼえられなくなり引退、そして認知症となり、娘に都合のいいように遺書を書かされた挙句、老人ホームで暮らしていた。
が、ある日ホームを脱走。
パジャマに季節外れのコートを羽織り、キャリーバッグにバスタオル一枚いれて歩き出す。
やがて海辺にたどり着くと、愛人に生ませた孫のような年頃の娘・伸子と再会する。

娘に原田美枝子、その夫に阿部寛。孫のような娘は黒木華。そして謎の運転手に小林薫(どうやら娘の愛人のよう)。
本編の大半が海辺を舞台としている。
海はそれこそ世界とつながっている場所・・・開放的なイメージが常なのに、どうにもこうにも閉塞した空気が漂う。
肉親ならではの裏切り、憎悪、嫌悪。
人間の逃れようもない老い。
仲代達矢が圧倒的な存在感で魅せる。

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が、しかし。
あまりにも難解というか、こうまでこねくりまわしてとっつきにくく必要があるのかなぁ。
という疑問は残る。
シェイクスピアに造詣が深いとまた感じ方も違うのかなぁ。
映画が終わってから、隣に座っていたおばさまに「ずいぶん難しい映画でしたね」と同意を求められたくらいには、小難しい。
これを大人の映画の外連味と言われてしまえば、まあわたしの感性が乏しいのでございましょうよ。
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