心に吹く風

ビデオアーティストのリョウスケは仕事で富良野に訪れる。
そこで偶然初恋の相手、春香と23年ぶりに再会する。
既に結婚し娘もいる春香だったが、リョウスケに撮影に誘われ、ためらいながらも彼に付き合うことに。

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監督は日本で大ブームとなった冬のソナタのユン・ソクホ。
わたしはこのドラマ、ほとんど見たことがないのだけれど、景色が美しいというイメージがある。
この映画も富良野の大地を存分に活かしており、嘘みたいに美しい風景がもりだくさん。
あまりにも綺麗すぎてあっけにとられるほど。

最初のうちはぎこちなかったふたりが同じ景色を見て、同じ風を感じ、想像の翼をひろげて言葉を紡ぐうちに、しだいに距離が縮まっていく。
現在のふたりのデートの合間に、高校生時代のふたりの出会いからほほえましい逢瀬がはさまれる。
あのね、これね、この若いころのふたりを演じているのが鈴木仁くんと駒井蓮ちゃんなんだけど。
これがねーもう初々しいってこういう人たちのことを言うのですね。と膝を正してしまうほどにかわいらしいのである。
いやー、もうそりゃ忘れられませんわこの初恋。

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で、見ていてあれ、と思ったのが月とキャベツとの類似点。
撮影中に雨が降ってきて、小屋で雨宿りをする。
コップに活けられた一輪の花。
春香のために弾くピアノ。
月とキャベツファンなら、ちょっとドキドキするかもしれない(ヒバナが踊りだすかと心配で笑)。
まあそれは冗談。

秀逸だな、と思ったのが、リョウスケに「ダンナさんはどんな人」と聞かれた春香の答え「なんて言えばいいのかしら・・・」
結局この続きの言葉はないのだけれど、終盤にダンナさんが突如現れる。
これが絶妙な配役で。うまいなー、と感心したのであった。
おそらく春香の言葉の続きは「あなたとは正反対の人」ではなかろうか。
かなりあまあまだけど、切なさは十二分に味わえる。

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