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彼女の人生は間違いじゃない

廣木隆一監督作。なかなかに多作ですな。

いわき市の仮設住宅で父と暮らすみゆき。
平日は市役所で働き、週末は英会話の学校へ行く、という名目で長距離バスに乗り東京へ行き、デリヘルのバイトをしている。
父は農家だったが土地は汚染され、保証金でパチンコ屋に通いつめている。

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とても冷たい言い方をすれば、地震や津波はまあ仕方ないと言えば仕方ないのだ。
これに遭遇するかどうかは天の気まぐれ。嘆くしかない。
しかし東北の地震には原発がからんでしまった。
もともと地元ではまったく必要でないものを、企業や政治家の目論みで作ってしまったこと。
そしてそれが安全とは程遠いものであったこと。
しかしそれによって潤っていた街や人がたくさんあった。
もし、あの場所に原発がなければ、嘆きながらももっと早く日常生活に戻れたはずだった。
そういう複雑さがこの映画のモヤモヤなんだと思う。
そう、この映画とってもモヤモヤする。
主人公は無口で、デリヘルを始めた心情はまったく描かれない。
二重生活に何かを見出そうとしているのはわかる。
わかる、が、この映画の最後でなんとなくすべてを肯定的、前向きに終わるのが、何を見出したことがきっかけなのかよくわからず。

食い足りない、という気持ちは否めない。
が、ダメオヤジをやらせたら今いちばんうまいであろう光石研がいいし(ダメな奴なんだけど憎めないってとこがすごい)、主人公の同僚役の柄本時生、デリヘルのボディーガードの高良健吾がそれぞれ面白い。
無口な主人公に代わって彩りを添えてくれる。
あ、もちろん主人公を演じた瀧内公美の横顔と脱ぎっぷりもよかった。
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