The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ

1971年のクリント・イーストウッド主演作「白い肌の異常な夜」の原作であるトーマス・カリナンの小説「The Beguiled」をソフィア・コッポラが再映画化したもの。

南北戦争の頃のアメリカ南部が舞台。
負傷した北部の兵士を、女子寄宿学校で暮らす少女が見つける。
寄宿学校には教師ふたりと生徒が5人だけが暮らしている。
最初は敵兵を恐れ、南軍へ通報しようとするが、この敵兵がちょっと男前で紳士的だったものだから、全員が彼の存在によって意識していなかった欲望を脹れあがらせていって・・・というお話。


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ソフィア・コッポラ、実はあまり肌に合わない監督だなーという意識があるのだけど、予告がいっつも面白そうだからついつい見に行っちゃうんだよなぁ。
で、今回もやっぱりなんかちょっと素直には楽しめない感じ。
ああ、これをうまく言葉で言い表せれば、わたしはとてつもない文豪になれるに違いない(誰でもそうか)。
まあ内容はどうあれ、服飾に興味のある人は見て損はない映画かと。
アメリカのあの年代の普段着の素朴な美しさ、ボタンやリボンがひとつひとつ美しい。
欲望が走り出してからの、食事会のときのドレスアップした美しい衣装、千手観音が編んだのかと見紛う複雑に編みこまれた髪、色っぽい後れ毛。
かーんぺきなんですよねー衣装関係は。ほんと、眼福という感じ。

最後の彼女たちの選択は、女性がまだまだ虐げられていた時代背景を考えると、当然と言えば当然。
今後の彼女たちの人生にこの事件の影響がどんな風に影を落とすのか・・・
後日談のほうが気になる映画でもある。
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