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ない袖なんて振らなきゃいいのにと思うわたしは凡人なのね 「エル プラネタ」

2022/01/21
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監督 アマリア・ウルマン

ロンドンでの学生生活を終え、スペインの海辺の町ヒホンの実家へ戻った駆け出しのスタイリストのレオ(アマリア・ウルマン)。
しかし母(アレ・ウルマン)は破産寸前、アパートも近々立ち退かなくてはならない。
食べ物にも事欠く状況だが、まだ使えるクレジットカードで服や靴を買い、SNS用に写真を撮って品物は返品という日々を送っている。

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主演兼監督のアマリア・ウルマンはミレニアム世代のアーティスト、だそうで・・・なんじゃそりゃ
これが初の長編映画監督作。
そして実の母娘だそう。
上に書いたロンドンの学生生活を終え、というくだり、映画を見ただけではあんまりわからない。
ロンドンでスタイリストとして働いてたけど仕事がないから田舎に引っ込んだ設定かと思った。
状況説明はあまり親切な映画ではない。
まあそれは別にいいんだけど、恋人が政治家とかなんとかいうくだりがまたよくわからない。




着飾ってSNSでそのスタイリッシュな生活をアピールすることが生きるすべて、みたいなセリフや空気感はあるのだが、実際にそのSNSの様子は映画には出てこないんだよなー
それもなんだか不思議。
承認欲求の亡者という感じでもないし、ただただおしゃれモンスターなのか?
確かにシンプルなワンピースと毛皮のコートを年の功でさらりと着こなす母も、一見ゴミのような端切れで個性爆発な洋服を作ってしまうレオもファッションが好きなんだろうな、と思う。
思うけど、身の丈にあった生活すればいいのにな~というのは、きっとおしゃれのおの字も持ち合わせない凡人の僻みなのかもね。

貧しいからパパ活をしようとしたり、食べ物がなくてひもじい思いをしたり、電気を止められたりと、かなりハードな毎日のはずなのだが、この母娘の浮世離れ感がすごくて、このお話の着地点はいずこ?と不安になるのだが、かなり現実的な結末ではあった。
スペイン、景気悪いんだな、というのは王室への批判っぽいラストとか、空き店舗だらけの通りを見れば歴然。
ということはSNSは承認欲求というよりは現実逃避なのかな、なんて思ったり。
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やぶ
Author: やぶ
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